想像を絶する幸福感 -ブラームスの子守唄-
子どもが1ヶ月のころにはもう川の字で寝ていた。
ベビーベッドはあるのだけど、結局は一緒に寝ちゃいますよね。
子どもが夜起きておっぱいあげるときにベビーベッドから拾うのは大変。
川の字で添い寝していれば鳴き声あげられてもすぐおっぱいの力でおとなしくできるw
で、そんなこんなでぼくも川の字だいすき。
いつでも子どもとべったりできるし、奥さんともべったりできる。
川の字は
「ぼくー子どもー奥さん」
か
「ぼくー奥さんー子ども」
のどちらか。
奥さんと子どもは隣同士じゃないといけないので、僕が真ん中に来ることはない。
「ぼくー子どもー奥さん」のときは子どもがもぞもぞしてる腕とか足とかがぼくに触れ、かつ自由に動かせるくらいの距離感。えい!えい!って殴られるのが好きw
幸運にも手がぼくの口のところに来たときにはパクッとくわえてモグモグする。たまらない。
「ぼくー奥さんー子ども」のときは、ぼくは奥さんにべったり密着する。
奥さん「川の字というより、みんなくっついてるからIの字だねw」と笑う。
今日はオルゴールがお気に入りみたいで、メリーのオルゴール「ブラームスの子守唄」を流してまったり。ぼくも奥さんもまったり。
ああ。幸せ。
こういうときに、自分の幼少時代を思い出す。
両親の、小さな僕に向けられた愛を。
ブラームスの子守唄のオルゴールを。
メリーじゃなくて、プラスチックでできた置き人形。
底の部分をくるくる回してねじ巻きし、置くとその部分がくるくる戻り回り、人形が周りながらメロディーを流す。
想像を絶する幸福感。
それを注いでくれた両親。
子どもができて気づく。
この愛情を注げば注ぐほど、それを両親から受けたことに気づき、2倍増しになる
「子どもへの愛情は自分へ倍返しの法則」。
それを噛み締めジーンとしながらまたオルゴールのなるメリーと子どもを眺める。
はあ。幸せ。